長野市民病院(池田宇一院長)は11日、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を用いた手術が甲信越地区で初の500例に到達すると発表した。500例目の手術は、70代男性で、腎臓がんの部分切除術が15日に行われた。
同院「ダ・ヴィンチ」手術件数の内訳は、2013年4月から開始した前立腺がん(摘出術)が454例、16年6月開始の腎臓がん(部分切除)33例、同9月開始の胃がん9例、その他4例の合計500例。
また、昨年12月に実施した胃がん手術が全国で5万例目となった。500例と5万例を記念し、6月10日に開く病院祭(ふれ愛デー)で「ダ・ヴィンチ」のメーカーであるインテュイティブサージカル社の社長が出席して記念楯が授与される。同日は、一般向けに「ダ・ヴィンチ」の最新機種とシミュレータの操作体験を予定する。
同院によると、15日現在500例に達成した施設は全国で24施設という。【5月16日号タイムスFaxに掲載】