県保険医協会(鈴木信光会長)は26日、松本市で第38回定期総会を開き、2016年度の活動報告や17年度の活動方針など6議案を議決した。17年度重点項目には、▽国民皆保険を守り、社会保障を充実させる▽審査、指導・監査対策など医療機関の経営と医療を守る活動-など5項目を盛り込んだ。
国民皆保険を守り社会保障を充実させる活動では、16年度にもストップ患者負担増を掲げた1603筆の患者署名や議員要請を行い、今後も予想される医療費負担増に対し、計画阻止のための世論づくりを展開するとした。また、昨年7月、「在宅医療を推進するための重点要求」について北信越ブロックの医師5人が厚生労働省と懇談し、診療現場での不合理是正などについて改善要請するとともに、同協会の在宅医療アンケートを情報提供した。17年度はこの結果をもとに、医療と介護の給付調整のあり方について具体的な改善要望を整理していく…【3月28日号タイムスFaxに掲載】