まつもと医療センターは19日、松本病院(松本市村井町南)の敷地内に、新たに東病棟と西病棟が完成したことに伴い、新病棟竣工記念式典を開いた。新設された病棟には、中信松本病院(松本市寿豊丘)のすべての診療機能も統合し、二つの病院が一体化した新たな「まつもと医療センター」が誕生する。
竣工記念式典で北野喜良院長は「二つの病院が一つにまとまることは、我々のかねてからの夢であり、その夢がようやく実現する。統合によって診療機能はさらに高まり、救急医療、がん診療、各種専門医療から障害者医療まで、より質の高い医療が提供できるようになると確信している」とあいさつ。「まつもと医療センターはエクセレントホスピタルを目指し、地域とともに発展していきたい」と抱負を語った
3月下旬には松本病院の既存の病棟、手術室、検査室などを順次新病棟に移し、来年5月には中信松本病院のすべての機能を移転させる予定という。統合後は、24診療科458床の病院となる。【3月22日号タイムスFaxに掲載】