県医師会は11日、松本市内のホテルで第205回臨時代議員会を開き、2017年度の事業計画や予算を報告した。事業の重点項目には、地域医療構想策定後の対応など7項目を掲げた。
地域医療構想の策定後について県医は、今後も構想の修正などが必要になると説明。策定後も構想区域ごとの調整会議の役割が極めて重要になるとして、郡市医師会をはじめ医療従事者の意見が反映される調整会議を目指し、情報提供などの支援をしていくとした。
17年度予算は経常収益5億5816万円、経常費用5億8248万円を計上。このほか、会費徴収に係る議案など計3議案を議決した。
7つの重点項目は次の通り。
▽日医生涯教育制度、日医かかりつけ医機能研修制度の推進及び勤務医対策の推進▽地域医療構想策定後の対応、第7次県保健医療計画策定への対応▽地域医療介護総合確保基金事業の推進▽地域包括ケアにおける在宅医療等の充実▽災害医療対策の推進▽乳幼児等福祉医療給付事業の見直し▽県病院協議会との連携強化【3月14日号タイムスFaxに掲載】