職員が安心して働くことのできる環境を作ろうと、諏訪赤十字病院(大和眞史院長)は1日、同病院で職員を対象に防犯・護身術講習を行った。諏訪警察署と警備会社の協力を得て、暴行からの被害を未然に防ぐための対策を学んだ。医師や看護師、薬剤師ら約40人が参加した。
昨年夏に女性職員が駐車場で不審者と遭遇するトラブルがあり、いざという時の行動や、暴力被害を未然に防ぐ方法を周知させるために講習会を実施。1階のエントランスホールに職員を集めて、組み手などを実践し、自分自身を守るための護身術や、院内で不審者との遭遇時に警備会社へボタン一つで通報できる対応を習得した。
同病院では防犯対策の強化を図っている。事務部長の増澤正裕氏は、防犯やセキュリティ強化に向けて来年度以降、面会にきた家族を含めて来院者全員に入館証を義務付けたいとし、「患者さんに理解してもらい、将来的には面会時間の短縮も検討している」と話した…【3月6日号タイムスFaxに掲載】