第19回新生児呼吸療法モニタリングフォーラム(廣間武彦事務局長=県立こども病院新生児科部長)は16~18日の3日間、大町市内で開き、医師や看護師、理学療法士ら約900人が参加した。医学関係者の研究や臨床現場での考察、医療産業のアイデアなど互いの知識・技術を補完しあうフォーラムで、多角的に議論・研さんすることで日本の新生児医療発展や国際化に対応することが目的。
医師や看護師などがテーマを決めて発表する企画セッションや新生児により良い医療を考え実践に近い形で実習を行うポジショニング・ハンドリング実技セミナー、研究した内容を発表し、それについてディスカッションするポスターディスカッションなど多くの企画を展開した。
同フォーラムは1999年の第1回から毎年開催しており、昨年まで事務局長を務めた中村友彦氏(県立こども病院副院長)の後を継いで今年から廣間氏が事務局長となった。
廣間事務局長は「通常とは異なるオリジナルの学会を目指している。根本的には初回から産学共同をテーマに企業と医療従事者が集まり世界に先駆けて最新の知識を共有しようという精神がある。それを引き継いでいきたい」と語り、来年の20周年については「内容は検討中だが、私たちが20周年だから特別なことをやると決めるというよりは参加者、参加企業からアイデアを募集し、参加者が考えたものを私たちが実現していきたい」と述べた。【2月20日号タイムスFaxに掲載】