医療や教育、産業関係の団体などで構成する県健康づくり推進県民会議は9日、県庁で開き、信州保健医療総合計画(2012~17年度)に示された健康づくり9分野の進捗状況などを聞いた。今後は次期健康増進計画策定に向けて分野ごとに課題を抽出し、来年3月には計画案を答申する。
この日の会合では、保健医療総合計画に盛り込まれた▽栄養・食生活▽身体活動・運動▽こころの健康▽アルコール▽歯科保健▽たばこ▽生活習慣病予防▽すこやか親子21▽県民参加の健康づくり-の9分野の進捗状況について県が説明。栄養・食生活関連では、肥満傾向の子どもが減少傾向にある一方、やせ傾向の子どもが微増していることや、食塩・野菜の摂取量が目標値に達していないことなどを課題に挙げた。ほかに、職場におけるメンタルヘルス対策や、幼児期口腔機能の発達指導に関する取り組みをさらに推進していく必要性も示した…【2月10日号タイムスFaxに掲載】