2月県議会に提出する2017年度当初予算案の概要が8日、固まった。県の戦略目標「しあわせ信州創造プラン」の最終年度に向け、「これまでに着手した事業の成果を上げる」(阿部守一知事)ことに軸足を置いた着実な予算編成。前年度比1.5%減の総額8625億9848万5000円となった。戦略目標構成プロジェクトの1つ「健康づくり・医療充実プロジェクト」の関連予算は12億5258万6000円を盛り込み、医療・介護の人材確保や地域包括ケア体制の構築推進に引き続き取り組む。
阿部知事は8日の会見で、17年度予算編成にあたり、「(人口減少対策や安全安心な社会の実現など)あらかじめ5つの重点施策を柱とした予算編成方針を定め各部で検討した」と説明。加えて9つのプロジェクトで構成する「しあわせ信州創造プラン」が最終年度を迎えることから、同プランの着実な推進に軸足を置いた予算編成になったと話した。そのため、17年度予算案は従来事業を着実に実行していくことに力点を置いた継続・拡充主体の編成となった…【2月9日号タイムスFaxに掲載】