県看護協会(三輪百合子会長)はこのほど、同会館で働き続けられる職場づくりに取り組むワーク・ライフ・バランス(WLB)推進フォローアップワークショップを開いた。JA長野厚生連北信総合、昭和伊南総合、松本市立の3病院がやりがい向上や労働環境の改善に向けて3年間の取り組みと成果を発表した。
北信総合病院は、時間外労働の削減や、やりがいをあげることに取り組み、研修会やきめこまかな個人面談が奏功し、職員の仕事に対する自己評価が上がったことを報告。早出出勤する新人の義務感解消や超過勤務の削減については、「前残業はしま宣言」、「早くかえる宣言」をポスターにして部署内に配布するキャンペーンを行い、定時退勤への意識が高まった。
昭和伊南総合病院はWLBの理解度を上げるため、独自のパンフレットを作成。また師長との面談で個人のやりがいヒアリングや、お互いの良いところを紙に書き合い伝えることにより、存在価値を認め合う職場の風土ができ、中堅看護師のやりがいが向上した…【2月8日号タイムスFaxに掲載】