信州上田医療センター(吉澤要院長)は1日、穴の空いた点滴バック1個を昨年11月下旬に続き、1月下旬にも再度見つけたことから、上田警察署に相談したことを明らかにした。
同センターによると、看護師が病棟で点滴準備の安全確認中に輸液が漏れていることに気づき、点滴バックを確認したところ、小さな穴が空いていたという。今回も前回同様、投与前に発見したため患者への影響はなかった。
病棟関係者への聞き取りを行ったが原因は特定できず、病棟の防犯カメラは設定に誤りがあり画像は保存されていなかった。センター内全ての点滴バックを確認したが、ほかに破損はなかった。
同センターでは、昨年11月以降再発防止に全力を尽くしてきており、「マニュアルに基づく確認の徹底などにより、引き続き安全対策の強化に努めていく」と話している。【2月3日号タイムスFaxに掲載】