北信地域の救命救急センターのあり方を検討する県のワーキンググループ(岡田啓治座長=県医師会副会長)は1月31日、県庁で4回目の会合を開き、救命救急センターへの指定を希望している長野市民とJA長野厚生連篠ノ井総合の2病院の追加調査報告を聞いた。現在北信地域では長野赤十字病院が救命救急センターの指定を受けており、新たに指定するには地域に則して考える必要があり、十分に議論した方が良いとして来年度以降も継続協議するとした。
追加調査報告では2病院の救急科専門医師数や各科の診療体制、医師確保の方策などがそれぞれ示された。また、同ワーキンググループでの検討の契機となっていた長野赤十字病院での救急患者の搬送状況などについての報告があり、現在は高い応需率を維持しており過度な負担は解消されていると説明した…【2月2日号タイムスFaxに掲載】