4月から常勤医師2人体制で診療に当たってきた県立須坂病院の産婦人科に、10月1日付で常勤医1人が着任することが決まった。常勤医3人体制に戻ることで、10月からは、これまで行ってきた分娩や婦人科初診の制限を解除する。分娩件数は制限前の年間300件程度まで回復できる見込みだ。
着任する医師は、都内で開業医を務める田中逸人(はやひと)氏、53歳。同院は、「やっと常勤医3人に戻り、地域の医療を復活させることができる」と話す。一方で、「まだ医師数は十分ではない。引き続き、確保に力を入れていく」としている。