「先端的な医療を学びたい」と、長野市民病院(竹前紀樹院長)の脳神経外科でケニア人医師のビクター・クワスィさん(35)が、日本の医療を学んでいる。今月いっぱいまで約1カ月半の日程で来日したビクターさんは、同院で手術や術中モニタリングの見学、カンファレンスへの参加などを通して日本の医療技術を吸収。将来、こうした経験を母国に還元することを夢見ている。
来日のきっかけは、2013年南アフリカ共和国で開かれた脳外科の国際学会。そこで出会った同院脳神経外科の兒玉邦彦部長に、日本の医療を見学したいとアプローチ。今年に入り双方の準備が整い、来日が実現した。(山浦圭一)