JA長野厚生連(内堀茂理事長)の2015年度「臨床研修医・指導医懇談会」が6日、当番病院の長野松代総合病院で開かれた。特別講演では、NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)理事長の山口育子氏が講演し、医師の説明に対する患者の理解度を高めるポイントとして、患者自身による説明内容の「言語化」といったキーワードを挙げた。
1990年9月に発足したCOMLは、患者の主体的な医療への参加を目指し、電話相談やセミナーなどの活動を行っている。今年4月末までに寄せられた電話相談は約5万5000件に上る。山口氏は、こうした経験を基に、患者の理解度が増す説明の方法を紹介した。