脳卒中診療の体制強化を図ろうと、長野市民病院(竹前紀樹院長)は5月、脳卒中診療を統括する組織として「脳卒中センター」を立ち上げた。関係する部門や職種をセンターが束ね、質の向上に向けた検討や、院内での連携体制の強化などを進める。センター長を務める脳血管内治療科の草野義和部長は「県内一の診療体制を目標に力を入れていきたい」と話す。
草野部長によると、脳卒中診療には、救急隊の搬送から治療、リハビリ、他医療機関への紹介まで、幅広い部門や職種がかかわり、より迅速な治療を実現するには診療の流れを包括的にみる組織が必要だった。