JA長野厚生連安曇総合病院は、4月1日に名称を「北アルプス医療センターあづみ病院」に変更する。松本市内での精神科診療所の開設、統括事業所制の本格導入、11月に控える新病棟の完成といった変革の時期に合わせて一新。場所をイメージしやすい北アルプスを付けることで、地元から全国まで、幅広く知名度を広めていく考えだ。
同院によると、全国的には漢字の「安曇」が読みにくく、場所もイメージしづらい。また類似名称の近隣病院と間違えられることもある。体制変更を機に検討を始め、職員や同院OBからアイデアを公募。白馬村、池田町、松本市と事業所を展開する同院のイメージと重なり、全国から見ても場所が連想しやすい北アルプスの名称を採用した。
地上7階建ての新病棟は11月に完成。災害・救急・がん医療や、特色である女性骨盤底医学、運動器といった各センター機能の強化を図る。精神科病床120床は変えずに、一般病床を222床から200床に減らす。ほか、HCU(6床)やPCU(緩和ケア病床=14床)を新設、3.0テスラMRIなども導入する。(2015.3.6)