昨年10月に設立した株式会社ファミーライズ(高野嘉文代表取締役社長、長野市)は、新年度に介護・福祉業界へ新規参入する。事業のスタートとして、まだ全国的にも珍しい介護と保育の融合福祉施設を、長野市に5~6月に開設する計画。デイサービスと保育園を1つ屋根の下に併設し、毎日デイの利用者と園児が触れ合う「世代間交流」の時間を設けるなど、新たな取り組みが注目を集めそうだ。
開設するのは、「デイサービス おはなし屋」と、保育園「キッズスクール おはなし屋」。デイは定員10人からスタートし、ゆくゆくは20人まで増やしたい考え。日常生活動作や身体機能の向上など、「ご利用者様の願望をかなえる支援」を方針に掲げる。
一方の小規模保育は、待機児童の解消が目的の1つ。新年度から施行される「子ども・子育て支援法」にのっとり、3歳未満児を中心に、豊かな人間性を育む基礎作りに力を入れる。(2015.3.4)