「CNS制度はすべて患者のため」 南裕子高知県立大学長

 高知県立大学学長の南裕子氏は、5月25日一橋大学一橋講堂で開かれた第1回日本CNS看護学会(大会長:宇佐美しおり日本専門看護師協議会代表)で、「専門看護師の誕生から現在、未来へ」をテーマに基調講演し、日本におけるCNS誕生の経緯と秘話などを披露し、「CNS制度はすべて患者のため。それは看護界すべての総意だった」と述べた。その上で「CNSに求められるのは脱皮に次ぐ脱皮。CNSを守るのは協議会であり、学会とはCNSはこうした知識体系を持っていなければいけないという意見を出すもの。CNSは未来を作る専門家集団なので、国民の健康を守るための提言をしてほしい」と激励した。南氏は、日本看護協会の会長の際に専門看護師・認定看護師制度の確立などに取り組み、日本で初めて精神看護の専門看護師を導入して、看護大学で日本初の精神看護学修士課程を開設した。

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