信州大学医学部脳神経外科学講座(本郷一博教授)が2006年から開発を進めていた手術者支援ロボット「iArmS」(アイアームス)の市販が近づいている。手台が自動で動き、術者の腕を支える同装置。腕の疲労と手ぶれを低減し、より安全な手術の実施を支援する。9月5日から信大病院脳神経外科での臨床試用が始まっており、順調に進めば、来年春にも販売される予定だ。
同装置は、株式会社デンソー、東京女子医大と共同で開発。デンソーの産業用ロボットの技術を応用しており、センサーによって腕の動きを感知する。術者にスイッチを入れるなどの作業は必要なく、「固定」「追従」「待機」の機能を装置が自動で実行。術者が手術器具を持ったままでも、適切な場所へ手台が移動してくる仕組みだ。装置は手術に使う椅子とほぼ変わらない高さで、椅子の左右に1台ずつ置けば、両手を支えて手術することもできる。
臨床試用は、9月5日からの同科を皮切りに、年内には、信大病院耳鼻咽喉科、東京女子医大脳神経外科、藤田保健衛生大上部消化管外科、米国のロサンゼルス大サンフランシスコ校脳神経外科でも実施し、販売に向けた調整を進める。販売価格は1台980万円ほどを想定している。
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