三者通話の救急ホットラインを8月に導入 佐久医療センター

 救急医療体制を強化しようと、長野県厚生連佐久総合病院佐久医療センター(渡辺仁院長)は、8月1日に救急搬送紹介ホットラインを導入する。紹介医と同センター救急医に加え、同センター地域医療連携室職員を含めた三者通話機能が特徴だ。医師同士の情報共有で正確な病態把握が可能となるほか、連携室職員が救急医に代わって関係部署への情報伝達を行うため、救急医の負担軽減にもつながる。
 ホットラインは、紹介医と病院救急医が1対1で連絡を取り合い、救急医が院内の関係部署に連絡や確認をするのが一般的な流れ。救急医は、対応できる麻酔科医や専門医への連絡に加え、場合によってはオペ室やベッドの空き状況などの確認も必要となる。
 今回導入する三者通話のホットラインでは、連携室職員が医師同士の会話を聞き取り、受け入れの可否や患者の基本情報などを把握する。医師でなくともできる連絡や確認作業を基本的に連携室職員が担うことで、迅速かつ適切に受け入れ体制を整える。

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