その研修、指導者は本当に適任か!
病院の業績を劇的に向上させるバランスト・スコアカード(BSC)の研究会で、大学教授に、BSCによる成果は病院長のリーダーシップ次第とはいえ、指導にあたるコンサルタントの力量にも大きく左右されるのはないかと尋ねた。「戦略マップが抜けたBSCを導入している例がある。教える側が理解していないのではないか」と教授は嘆いた。SWOT分析もKJ法も、指導者が真に手法を理解していなければ分析ごっこで終わり、研修費は水泡に帰する。学生時代、川喜田二郎氏とともにKJ法開発に関わった教授からKJ法の特訓を受けたことを思い出した。作業が終了するまで飲酒と入浴は禁止。これがKJ法の鉄則という。なんで?「集中力がとぎれ、発想に支障をきたすから」。あまたある分析手法や組織活性化手法に、V字回復をかけて相応のコストを注ぎ込む時代。指導者が適任かどうか、よくよく見極めないと。(山下公園)
