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夜中も正装の院長夫人

 「ここ数十年間パジャマを着たことがありませんでした―」と、ある院長夫人からこんな話を伺った。夜中でも院長が診察や往診に行けるように、院長夫人は常に正装していたという。こうしたご家族の協力も地域医療に貢献してきているのだと思う。
 私は小さい頃よく風邪をひき、近くのクリニックで診ていただいた。煮沸消毒器のフタをあける院長に、心の中では「出来るだけ小さい注射器にして下さい」と念じたものだった。注射針を見るのが怖くて、目線は4色のシカン瓶を見て我慢していた頃が懐かしい。ここの院長夫人は受付をしていて、患者に優しい言葉をかけていた。(ギネ専門)