医療ニュース

2008年10月16日

厚労相 サリドマイドの製造販売を承認 多発性骨髄腫の治療薬として

 舛添要一厚労相は16日、安全管理徹底などを条件に、医薬品「サリドマイド」を多発性骨髄腫の治療薬として製造販売を承認した。国内でのサリドマイドの製造販売は1962年に販売停止以来46年ぶりとなる。厚労相承認が下りたのは、藤本製薬(大阪府松原市)が2006年8月に製造販売を申請していたサリドマイド製剤「サレドカプセル100」(商品名)。大臣諮問を受けていた薬事・食品衛生審議会が答申で付けた承認条件は①製造販売・管理・使用に当たっては安全管理徹底のために作成された「安全管理手順」の遵守②緊急時に十分対応できる医療施設において、十分な知識・経験を有する医師の下で、患者や家族に文書で同意を得て投与③全症例を対象に使用成績調査を実施し、定期的にその結果を公表―の3点。

マッチ者数7858人、充足率は前年とほぼ同率の69.58% 08年度研修医マッチング結果

 医師臨床研修マッチング協議会は16日、2008年度の医師臨床研修の研修医マッチング結果を公表した。募集定員は1万1292人(前年1万1563人)に対し、マッチ者数は7858人(同8030人)で、充足率は前年とほぼ同率の69.58%(同69.44%)だった。参加者数は前年に比べ127人減の8416人で、参加病院数は同1病院増の1091病院、研修プログラム数は同115増の1472プログラムだった。
 希望順位登録者数は8167人(同8291人)のうち、マッチ者数は7858人(同8030人)で、マッチ率は96.2%(96.9)だった。第1希望マッチ者数は6128人(同6239人)、第2希望マッチ者数1077人(同1098人)、第3希望マッチ者数392人(同431人)、第4希望以下のマッチ者数261人(同262人)だった。

日中韓3カ国で机上訓練を実施 新型インフルエンザ対策で

 厚生労働省は16日、新型インフルエンザに関する日本・中国・韓国3カ国の共同机上訓練を韓国・ソウル市内で行った。訓練は「日中韓3カ国のどこかで新型インフルエンザが発生する」という想定で、感染の発生状況に応じて5つのシナリオを用意し、3カ国が各シナリオに対してどのような方策をとるか回答。訓練後に各国の回答について議論、再検討し、共通の対応方策を見いだす。日本政府が他国と机上訓練を実施するのは初めて。訓練は17日も行う。

富士Bio民事再生法申請 東邦薬品が子会社株全株取得

 医薬品開発の支援事業を手掛ける富士バイオメディックスは14日、東京地裁に民事再生手続きを申請、受理された。負債総額218億円。同社の100%子会社の富士ファミリーファーマシー(調剤薬局事業)は、同日付で東証1部上場の東邦薬品(濱田紀矩男社長)が全株取得し、子会社とした。富士バイオメディクスは1984年設立。抗加齢事業などに進出したが、利益が伸び悩むなど資金繰りが悪化していた。「今月末の資金決済が出来なくなる恐れが生じた」が再生法申し立ての理由。本年5月期は連結売上高294億円を計上していた。

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