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介護施設で脳卒中テーマに出前講座 長野市民病院が解説(7/19)

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 長野市民病院(池田宇一院長)は19日、長野市の特別養護ホーム大本願ユートピアわかほ(篠原邦彦施設長)で、介護職員を対象に出前講座を開いた。1分1秒を争う脳卒中の初期対応において、介護職員が症状の特徴を知ることで素早く脳卒中に気付き、迷わず救急車を要請してもらうのが狙い。「脳卒中が疑われる症状と対応について」をテーマに、同院脳卒中センター長兼脳血管内治療科部長の草野義和氏が参加者40人に解説した。
 草野氏は脳卒中について、「激しい頭痛、痺れ、めまいなどが“突然”起こる特徴があり、この特徴を見掛けたら一刻も早く救急車を要請し受診することが必要」と話した。
 治療には血栓を溶かすt-PA(アルテプラーゼ)静注療法や、大きな血栓をカテーテルで引き抜く血栓回収療法などがあり、いずれも再開通率が高く、自立した生活に戻れる可能性も高まる。また、t-PAには4時間30分以内、血栓回収療法には6時間以内をリミットとするゴールデンタイムがある。このためにも専門病院での一刻も早い受診が不可欠だという。
 草野氏は、「最寄りの医療機関からの転送は時間のロスになる。脳卒中治療にはゴールデンタイムがあることを意識し、該当する症状があったら迷わず救急車を呼んでほしい」と強調した。同院では紹介状なし、救急車以外の来院も受け入れているという。
 t-PA静注療法と血栓回収療法の双方に対応しているのは北信地域では同院のほか、長野赤十字病院、JA長野厚生連南長野医療センター篠ノ井総合病院、JA長野厚生連北信総合病院の計4施設。

■ 同院の脳卒中センターと地域包括ケア病棟
 同院は15年5月に脳卒中センターを開設し、365日24時間発症直後の脳卒中治療に対応するストロークケアユニット(SCU)の体制を整えている。
 昨年8月に開設した地域包括ケア病棟では、介護施設や急性期以外の患者受け入れ、緊急時にも対応しているという。介護施設からの救急搬送も多く、同院は「出前講座は単発のイベントではなく、これを機に脳卒中を重症化させないための地域づくりにもつなげたい」としている。
長野市民病院 介護施設出前講座
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