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医療トピックス[長野県版]

指導医養成講習会に県内外から27人 諏訪日赤

医療タイムス 長野県版 2017.06.22 
医療ニュース
 諏訪赤十字病院(大和眞史院長)は16、17の両日、臨床研修指導医を養成する講習会「信州蓼科医師卒後教育ワークショップ2017」を岡谷市内で開いた。「臨床研修医教育改善のためのカリキュラムプランニング」をテーマに県内外の病院医師ら27人が参加した。同講習会は臨床研修のプロセスを理解し、カリキュラムプランニング(研修プログラム作成)やコーチング、リフレクション(振り返り)などの指導法修得が目的。諏訪中央、富士見高原、飯田市立、北アルプス医療センターあづみ、岡谷市民、安曇野赤十字の6病院が共催している。
 今回の講習会は時間の半分以上をカリキュラムプランニングに充て、残りは教育や指導法などスキルを身につけるためのプログラムとした。
 参加者は研修テーマを導き出すプロセスとして「社会が求める医師の基本的臨床能力とは」をテーマに、どのようなことが医師に求められるかを考えた。優しさやコミュニケーション能力、高い技術力や正確な診断など多くの意見が挙がった。
 ワークショップでは県内3病院のほか県外から研修医教育に携わる医師がテーマ別にグループ討議の内容や進め方の説明や相談、アドバイスを行い参加者をサポートした。
 同ワークショップは2006年から昨年まで毎年蓼科で開き、岡谷市での開催は初めて。今年で12回目となる。
 同院の大和院長はあいさつで「指導医講習会は2004年から必修化した卒後研修の中で一番大事な役割。しっかり研修医を育て県内医療に貢献してほしい」と参加者に呼び掛けた。
 ワークショップ企画責任者の武蔵野大学医師日下隼人氏は取材で「医療と教育をどうとらえるかが大事。若い研修医から指導医が学べることもある」と語った。【6月23日号タイムスFaxに掲載】
諏訪日赤蓼科ワークショップ(柳本)
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